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新築の吹き抜け、リビング階段…後悔&失敗談!経験者が語る注意点とは

2024.08.15

「吹き抜けのある開放的なリビング」は多くの人の憧れですが、間取りや設計によっては、冷暖房費の増加や生活音の響きなど、後悔の声も少なくありません。この記事では、吹き抜けとリビング階段のメリット・デメリットはもちろん、失敗談や後悔しないための注意点、実例を交えて詳しく解説します。新築計画で吹き抜けやリビング階段を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

吹き抜けのデザインと設置の基本知識

吹き抜けの魅力とは

開放感と広がり

吹き抜けは、天井が高くなることで、実際の面積以上の広がりを感じさせることができます。特に、リビングやダイニングなどの共有スペースに設けることで、開放的で明るい空間になります。

自然光の活用

吹き抜けの上部に窓を設置することで、太陽光を効率的に室内に取り込むことができます。日中は照明器具に頼ることなく、明るく快適な空間を維持できます。

風通しの良さ

吹き抜けは、上下階の空気の循環を促し、風通しを良くする効果も期待できます。夏場は、熱がこもりやすい住宅でも、吹き抜けによって空気が循環することで、快適な室温を保てます。

家族のコミュニケーション促進

吹き抜けは、上下階を繋ぐことで、家族間のコミュニケーションを促進する効果も期待できます。リビングに吹き抜けがあることで、2階にいる家族の声が聞こえやすくなるなど、自然とコミュニケーションが生まれやすくなります。

よくあるデザインパターン

天井の高さ

  • リビングなど天井の高い吹き抜け
    開放感を最大限に演出し、広々とした空間を創出します。大きな窓と組み合わせることで、より多くの光を取り込むことが可能です。
  • 寝室など天井の低い吹き抜け
    圧迫感を軽減し、空間を広く見せる効果があります。ロフトや書斎スペースと組み合わせることで、空間を有効活用できます。

形状

  • 直線的な吹き抜け
    シンプルながらもスタイリッシュな印象を与え、モダンな住宅に最適です。天井に梁を見せることで、空間にアクセントを加えることもできます。
  • 曲線的な吹き抜け
    柔らかく優雅な雰囲気を演出し、洋風な住宅に最適です。階段や手すりのデザインと調和させることで、より一層空間を引き立てます。
  • 複雑な形状の吹き抜け
    個性的な空間を演出し、デザイン性の高い住宅に最適です。光や風の流れを計算することで、快適な空間を作ることができます。

窓の配置

  • 高窓
    プライバシーを確保しながら、自然光を効率的に取り込むことができます。FIX窓や開閉式の窓など、様々なタイプがあります。
  • 天窓
    真上から光を取り込むことができるため、明るく開放的な空間になります。トップライトチューブと組み合わせることで、光を拡散させることも可能です。
  • 吹き抜けに面した窓
    景色を楽しむことができ、開放感をより一層高めることができます。断熱性に優れた窓を選ぶことが重要です。

リビング階段の特徴と設計のポイント

リビング階段のメリット

  • 家族のコミュニケーション促進
    リビングを通る動線となるため、家族が顔を合わせる機会が増え、自然とコミュニケーションが生まれます。
  • 開放的な空間演出
    壁や扉で仕切られないため、リビング全体に広がりと開放感が生まれます。
  • おしゃれな空間デザイン
    階段自体がインテリアの一部となり、リビングにスタイリッシュなアクセントを加えます。

一般的なリビング階段

材質による分類

  • 木製階段
    温かみのある空間を演出し、ナチュラルテイストや和風住宅によく合います。
  • 鉄骨階段
    スタイリッシュでモダンな印象を与え、インダストリアルテイストやシンプルモダンな住宅に最適です。
  • ガラス階段
    透明感のある洗練された空間を演出し、スタイリッシュな住宅にマッチします。

形状による分類

  • ストレート階段
    直線的な形状で、スペースを有効活用できます。シンプルながらも飽きのこないデザインです。
  • U字階段
    階段の途中で方向を変える形状で、スペースにゆとりがない場合に適しています。踊り場を設けることで、安全性も高まります。
  • らせん階段
    螺旋状に回転する形状で、デザイン性が高く、限られたスペースにも設置可能です。ただし、勾配が急になりがちなので、注意が必要です。

デザインのポイント

デザイン 特徴 事例
オープン階段 階段の蹴込み部分がない、またはガラスなどを使用することで、視界を遮らず開放的な印象を与えます。
  • 鉄骨フレームとガラスを組み合わせたスタイリッシュなオープン階段
  • 蹴込み部分に収納スペースを設けた機能的なオープン階段
クローズド階段 階段の蹴込み部分が壁で覆われているため、プライバシーを確保しやすく、落ち着いた雰囲気を演出します。
  • 木製の手すりと白い壁のコントラストが美しいクローズド階段
  • 蹴込み部分に間接照明を埋め込んだおしゃれなクローズド階段
スケルトン階段 鉄骨フレームのみで構成された階段で、軽快でスタイリッシュな印象を与えます。
  • 黒く塗装された鉄骨フレームが際立つスケルトン階段
  • 木製の踏板と組み合わせた温かみのあるスケルトン階段

失敗談から学ぶ吹き抜けとリビング階段の注意点

実際の失敗事例紹介

冷暖房効率が悪い

  • 吹き抜けにより天井が高くなることで、部屋全体の空気を温めたり冷やしたりするのに時間がかかり、光熱費が高くなってしまった。
  • 冬は暖かい空気が上に溜まりやすく、足元が冷えてしまうため、床暖房などの追加設備が必要になった。

音の問題

  • リビング階段の場合、2階の音や声がリビングに響きやすく、プライバシーが保てない。
  • テレビの音や話し声が反響しやすく、くつろぎにくい空間になってしまった。

掃除・メンテナンスの負担

  • 吹き抜けの窓や照明器具は高い位置にあるため、掃除が大変。
  • リビング階段の手すりや壁の汚れも目立ちやすく、こまめな掃除が必要になる。

快適にするための対策

シーリングファン設置

  • 吹き抜けにシーリングファンを設置することで、空気の循環を促し、室内の温度ムラを軽減する。

間仕切りカーテンの活用

  • 必要に応じて吹き抜けとリビングの間にカーテンを設置することで、冷暖房効率を高めたり、音の響きを抑えたりすることができる。

吹き抜け上部に収納スペースを設ける

  • 吹き抜け上部に収納スペースを設けることで、空間を有効活用できる。

まとめ

吹き抜けやリビング階段は、開放感や家族のつながりを感じられる魅力的な空間を作ります。しかし、光熱費や防音、プライバシー、掃除の手間など、事前に考慮すべき点もいくつか存在します。快適な住まいを実現するためには、メリット・デメリット、そして具体的な対策を理解した上で、設計段階からしっかりと検討することが重要です。

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