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土間のある家って実際どう?メリット・デメリットを解説!

2025.05.14

土間のある家に憧れるけど、実際どうなの?
このページでは、土間のある家のメリット・デメリットを解説!開放的な空間演出や趣味スペース活用といったメリットだけでなく、プライバシー確保の難しさや防犯対策の必要性といったデメリットも伝えします。

土間のある家のメリット

土間を取り入れることで、様々なメリットが生まれます。開放的な空間の演出から、趣味の活用、収納力の向上、ペットとの快適な暮らし、掃除のしやすさ、おしゃれな空間演出まで、多岐にわたるメリットを詳しく見ていきましょう。

開放的な空間を演出できる

土間は、壁や仕切りを設けない広々とした空間を作り出すことができます。特に、リビングと土間を繋げることで、視覚的な広がりを実現し、開放感あふれる住まいになります。天井が高ければさらにその効果は増幅されます。また、大きな窓と組み合わせることで、外の景色を取り込み、自然と一体になったような空間を演出することも可能です。

趣味のスペースとして活用できる

土間は、趣味のスペースとしても活用できます。例えば、自転車やバイク、アウトドア用品のメンテナンスや保管場所として利用したり、ガーデニングやDIYの作業場として活用したりすることができます。また、土間は汚れに強い素材を使用することが多いため、絵画や彫刻などの創作活動にも適しています。

収納スペースが増える

土間は、収納スペースとしても活用できます。例えば、シューズクロークやパントリー、コート掛けなどを設置することで、玄関やリビング周りの収納力をアップさせることができます。また、土間収納は、屋外から直接アクセスできるため、アウトドア用品やガーデニング用品などの収納にも便利です。可動式の棚やフックなどを設置すれば、より収納効率を高めることができます。

ペットとの暮らしが快適になる

土間は、ペットとの暮らしを快適にするための工夫がしやすい空間です。ペットの足洗い場を設置したり、ケージを置いたり、遊べるスペースを確保したりすることができます。また、土間は汚れに強い素材を使用することが多いため、ペットが汚しても掃除が簡単です。床暖房を設置することで、ペットが快適に過ごせる空間を作ることもできます。

掃除がしやすい

土間は、コンクリートやタイルなどの汚れに強い素材を使用することが多いため、掃除がしやすいというメリットがあります。水や泥汚れも簡単に拭き取ることができ、日々の清掃の手間を軽減できます。また、土間は屋外と屋内の間の緩衝地帯としての役割も果たすため、外部からの汚れを室内に持ち込みにくくする効果も期待できます。

おしゃれな空間を演出できる

土間は、素材や照明、インテリアによって様々な雰囲気を演出することができます。例えば、コンクリートの土間に間接照明を組み合わせることで、モダンでスタイリッシュな空間を演出したり、タイルやレンガなどの素材で温かみのある空間を演出したりすることができます。また、観葉植物やドライフラワーなどを飾ることで、よりおしゃれな空間を演出することも可能です。

土間の種類 雰囲気 おすすめの素材
モダン スタイリッシュ、都会的 コンクリート、モルタル、大判タイル
ナチュラル 温かみのある、自然な タイル、レンガ、無垢材
和風 落ち着いた、伝統的な 石、洗い出し、竹

土間のある家のデメリット

土間のある家は魅力的ですが、いくつかのデメリットも存在します。憧れだけで導入を決めるのではなく、デメリットもきちんと理解した上で検討することが大切です。

プライバシーの確保が難しい

土間は開口部が大きく、外から家の中が見えやすい構造です。特に道路に面した場所に土間を設ける場合、プライバシーの確保が課題となります。カーテンやブラインドなどで対策できますが、開放感を損なってしまう可能性も。すりガラスや格子戸の採用も有効ですが、光を遮ってしまう、風通しが悪くなるといったデメリットも考慮が必要です。

防犯対策が必要

プライバシーの問題と同様に、防犯上のリスクも考慮しなければなりません。大きな開口部は侵入経路になりやすく、防犯対策をしっかり行う必要があります。窓に格子を設置したり、防犯ガラスを採用したり、センサーライトや防犯カメラを設置するなど、状況に合わせた対策が必要です。また、開口部を小さく設計する、土間部分を家の奥まった場所に設置するといった工夫も有効です。

冬は寒く、夏は暑い

土間はコンクリートやタイルなど、熱伝導率の高い素材で仕上げられることが多く、外気温の影響を受けやすい空間です。そのため、冬は寒く、夏は暑く感じられることがあります。床暖房を設置したり、断熱材をしっかりと入れるなどの対策が必要ですが、それでもリビングなどの居住空間と比べると温度差が生じやすい傾向にあります。高気密高断熱の住宅設計にすることで、このデメリットを軽減できます。

建築費用が高くなる場合がある

土間は基礎工事や仕上げ材のコストがかかるため、建築費用が高くなる場合があります。特に、大面積の土間や特殊な仕上げ材を使用する場合は、費用が嵩む可能性があります。また、断熱対策や防犯対策をしっかり行うことも費用増加につながります。予算に合わせて、土間の広さや仕上げ材の種類を検討する必要があります。

バリアフリー性に欠ける場合がある

土間と他の居住空間との段差は、高齢者や小さなお子さんにとって転倒のリスクとなります。バリアフリーの観点からは、段差をなくす、もしくはスロープを設置するなどの工夫が必要です。また、土間の素材によっては滑りやすい場合もあるため、滑りにくい素材を選ぶ、または滑り止めを施すなどの対策も有効です。

デメリット 対策
プライバシーの確保が難しい カーテン、ブラインド、すりガラス、格子戸の設置
防犯対策が必要 格子、防犯ガラス、センサーライト、防犯カメラの設置、開口部の縮小、土間の位置
冬は寒く、夏は暑い 床暖房の設置、断熱材の強化、高気密高断熱住宅の設計
建築費用が高くなる場合がある 土間の広さ、仕上げ材の種類の検討、複数業者からの見積もり比較
バリアフリー性に欠ける場合がある 段差の解消、スロープの設置、滑りにくい素材の選択、滑り止めの施工

上記のように、土間のある家はメリットだけでなくデメリットも存在します。これらのデメリットを理解し、適切な対策を講じることで、快適で安全な土間のある家を実現できるでしょう。家づくりの際は、メリット・デメリットの両方を考慮し、自分たちのライフスタイルに合った選択をすることが重要です。

土間のある家の種類

土間は設置場所によって、住まいにもたらす効果や使い方が大きく変わります。代表的な土間の種類をいくつか見ていきましょう。

玄関土間

玄関土間は、日本の伝統的な住宅によく見られる形式です。外部と内部を緩やかに繋ぐ空間として、靴の脱ぎ履きだけでなく、自転車やベビーカーの収納、ガーデニング用品の保管など、多目的に活用できます。近年では、玄関土間を広く設け、ベンチを置いてくつろぎのスペースにしたり、ギャラリーのように装飾を施したりする事例も増えています。土間を広く取ることで、開放感とゆとりある玄関を演出できます。

リビング土間

リビングに土間を設けることで、屋内でありながらアウトドアの雰囲気を楽しむことができます。例えば、バーベキューセットやアウトドアチェアを置いて、家族や友人と気軽にバーベキューを楽しんだり、趣味の自転車やバイクをディスプレイしたり、子供の遊び場として活用したりと、多様な使い方が可能です。リビングと土間を一体化させることで、広々とした空間を演出できるのも魅力です。

キッチン土間

キッチンに土間を設けることで、作業スペースを広げたり、パントリーとしての機能を持たせたりすることができます。また、土間は汚れに強い素材を使用することが多いため、キッチンでの水仕事や調理中の汚れも気にせず作業できます。さらに、キッチン土間から直接庭に出られるように設計すれば、家庭菜園で収穫した野菜をすぐにキッチンで処理したり、屋外での食事をスムーズに準備したりするなど、生活動線を効率化できます。例えば、薪ストーブを設置すれば、冬は暖かな空間で調理を楽しむことも可能です。

土間収納

玄関やリビング、キッチンの土間の一部を収納スペースとして活用する「土間収納」も人気です。コートや傘などの日常的に使用するものを収納するだけでなく、アウトドア用品やガーデニング用品、子供の遊具など、かさばるものを収納するのにも便利です。土間収納は、可動棚やハンガーパイプなどを設置することで、収納効率をさらに高めることができます。家の顔となる玄関にシューズクロークと土間収納を設けることで、スッキリとした印象を与えることも可能です。

土間の種類 メリット デメリット 向いている人
玄関土間 開放感、収納力向上、多目的利用 プライバシーへの配慮が必要、冬場は寒い アウトドア好き、収納スペースを重視する人
リビング土間 広々とした空間、趣味のスペース、子供の遊び場 冷暖房効率低下、防犯対策が必要 趣味を楽しみたい人、家族との時間を大切にしたい人
キッチン土間 作業スペース拡大、パントリー機能、汚れに強い 冬場は寒い、バリアフリーへの配慮が必要 料理好き、家事動線を重視する人
土間収納 収納力向上、玄関の整理整頓 スペースが必要、湿気対策が必要 収納スペースを重視する人、整理整頓が好きな人

上記以外にも、中庭に面した土間や、ワークスペースとしての土間など、様々なバリエーションがあります。

土間のある家を建てる際の注意点

土間のある家を計画する際には、メリットだけでなくデメリットや注意点も理解した上で、理想の住まいを実現するために、事前にしっかりと検討することが重要です。

土間の広さを適切に決める

土間の広さは、その用途や家の全体のバランスを考えて決めましょう。広すぎる土間は、空間を圧迫してしまう可能性があります。逆に狭すぎる土間は、本来の目的を果たせない可能性があります。事前に土間でどのようなことをしたいのか、必要な広さを具体的にイメージしておきましょう。例えば、自転車を収納したい場合は、自転車のサイズに加えて、出し入れするスペースも考慮する必要があります。家具を置く場合は、家具のサイズや配置も考えて土間の広さを決めましょう。

土間の素材を適切に選ぶ

土間の素材は、見た目や機能性、メンテナンスのしやすさなどを考慮して選びましょう。モルタルは比較的安価で、デザインの自由度が高いですが、ひび割れしやすいというデメリットがあります。タイルは耐久性が高く、掃除がしやすいですが、冬場は冷たくなりやすいというデメリットがあります。コンクリートは強度が高く、耐久性に優れていますが、ひび割れしやすいというデメリットがあります。

素材 メリット デメリット
モルタル 安価、デザインの自由度が高い ひび割れしやすい
タイル 耐久性が高い、掃除がしやすい 冬場は冷たくなりやすい
コンクリート 強度が高い、耐久性に優れている ひび割れしやすい

断熱対策をしっかりと行う

土間は、外気に接する面積が大きいため、断熱対策をしっかり行わないと、冬は寒く、夏は暑くなってしまいます。

防犯対策をしっかりと行う

土間のある家は、外部からの侵入経路が増えるため、防犯対策をしっかりと行う必要があります。窓には防犯ガラスや格子を設置し、ドアには補助錠を取り付けるなどの対策が有効です。また、センサーライトや防犯カメラを設置することも検討しましょう。特に、土間が玄関に直結している場合は、より一層の注意が必要です。

バリアフリーにも配慮する

土間と他の部屋との段差は、つまずきや転倒の原因となる可能性があります。特に、高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、バリアフリーにも配慮することが重要です。段差をなくしたり、スロープを設置するなどの対策を検討しましょう。また、土間の素材を選ぶ際には、滑りにくい素材を選ぶことも大切です。

以上の点に注意して、土間のある家を計画することで、より快適で安全な住まいを実現できるでしょう。間取りや素材、設備など、様々な要素を考慮しながら、理想の土間のある家をデザインしてみてください。

まとめ

土間のある家は、開放感や趣味の空間、収納力向上など多くのメリットがある一方、プライバシーや防犯、温度管理、建築費用、バリアフリー性といったデメリットも存在します。メリットを最大限に活かし、デメリットを最小限に抑えるためには、土間の種類や広さ、素材、断熱・防犯対策、バリアフリーへの配慮など、事前の計画が重要です。この記事で紹介したポイントを参考に、理想の土間のある家を実現しましょう。

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