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付帯工事とは?種類別費用相場と賢く節約する4つのポイント

2025.05.01

マイホームを検討中に「付帯工事」は意外と見落としがちな費用です。本体価格とは別に、数十万円から数百万円単位の費用が発生することもあります。
このページでは、付帯工事とは何か、どんな種類があるのか、そして費用相場はどのくらいなのかを解説します。

付帯工事とは

付帯工事とは、住宅の新築やリフォーム工事の際に、本体工事とは別に必要となる工事のことです。本体工事は、建物の骨組みや屋根、壁、床などの主要な部分を作る工事ですが、付帯工事は、これらの工事以外に必要となる、地盤改良や外構、電気・ガス・水道の配管工事などを指します。

付帯工事は、住宅の快適性や安全性を向上させるために重要な役割を果たします。例えば、地盤改良工事は、建物の不同沈下を防ぎ、地震時の倒壊リスクを軽減します。また、外構工事は、家の外観を美しくし、プライバシーを保護する役割があります。さらに、電気・ガス・水道の配管工事は、快適な生活を送るために欠かせないものです。

付帯工事費は、総建築費用の中でも大きな割合を占めるため、しっかりと内容を理解し、適切な費用で工事を行うことが大切です。

付帯工事の意味

付帯工事は、メインとなる工事(本体工事)に付随して行われる工事のことです。住宅の新築やリフォームの際には、建物本体の工事以外にも、様々な付帯工事が発生します。これらの付帯工事は、快適で安全な住まいを実現するために必要不可欠な要素となります。

付帯工事が発生するケース

付帯工事は、新築やリフォーム、増改築など、様々なケースで発生します。代表的なケースを以下にまとめました。

ケース 説明 主な付帯工事
新築 更地や既存建物を解体した土地に新しく住宅を建てる場合 地盤改良工事、外構工事、水道工事、電気工事、ガス工事など
リフォーム 既存の住宅の一部または全体を改修する場合 水道工事、電気工事、ガス工事、外構工事など
増改築 既存の住宅に部屋を増築したり、建物の構造を変更する場合 地盤改良工事、外構工事、水道工事、電気工事、ガス工事など

これらのケース以外にも、敷地の状況や建物の構造、お客様の要望によって様々な付帯工事が発生する可能性があります。

付帯工事の種類と費用相場

付帯工事は、建物の本体工事以外にも必要となる様々な工事を指します。新築やリフォームの際に発生し、工事の種類によって費用相場が大きく異なります。主な付帯工事の種類と費用相場、工事内容について詳しく見ていきましょう。

地盤改良工事

地盤改良工事の種類と相場

地盤改良工事は、建物の不同沈下を防ぐために地盤を強化する工事です。軟弱な地盤の場合、建物の重さに耐えきれず沈下してしまう可能性があります。地盤改良工事を行うことで、建物の安定性を確保し、安全性を高めることができます。地盤の状態によって適切な工法が異なり、費用も変動します。

工法 概要 相場(坪単価)
表層改良工法 地盤の表層部分をセメント系固化材で固める工法。比較的安価で、軟弱地盤の対策として広く採用されています。 3万円~5万円
柱状改良工法 地盤にセメント系固化材を柱状に注入し、地盤を強化する工法。支持層が比較的浅い場合に有効です。 5万円~8万円
鋼管杭工法 鋼管杭を地盤に打ち込み、建物を支える工法。支持層が深い場合や、軟弱地盤が厚い場合に適しています。 8万円~12万円

外構工事

外構工事の種類と相場

外構工事は、門扉、塀、フェンス、駐車場、庭など、建物の外側を整備する工事です。建物の外観を美しくするだけでなく、防犯性やプライバシーの確保にも役立ちます。外構工事の内容は多岐にわたり、費用も大きく変動します。

工事内容 概要 相場
門扉 家の顔となる門扉。素材やデザインによって費用が異なります。 10万円~50万円
塀・フェンス 敷地境界を示し、プライバシーを守るための塀やフェンス。素材や高さによって費用が異なります。 20万円~100万円
駐車場 車の駐車スペース。コンクリート舗装やカーポートの設置など、様々な選択肢があります。 30万円~150万円
植栽やウッドデッキ、テラスなど、庭の造園工事。デザインや広さによって費用が大きく異なります。 50万円~

水道工事

水道工事の種類と相場

水道工事は、建物への水道の引き込みや、キッチン、浴室、トイレなどの水回り設備の設置工事です。快適な生活を送るためには欠かせない工事です。新築の場合は、敷地内の配管工事から行います。リフォームの場合は、既存設備の撤去や交換なども含まれます。

工事内容 概要 相場
水道メーター設置 水道使用量を計測するためのメーターを設置する工事。 2万円~5万円
給水管引込工事 敷地内に水道管を引き込む工事。 5万円~15万円
排水管工事 生活排水などを排水するための配管工事。 10万円~30万円

電気工事

電気工事の種類と相場

電気工事は、建物への電気の引き込みや、照明器具、コンセントなどの設置工事です。現代の生活に欠かせない電気を使用するために必要な工事です。電気配線は建物の内部に隠蔽されるため、工事内容を理解しておくことが大切です。

工事内容 概要 相場
分電盤設置 電気を各部屋に分配するための分電盤を設置する工事。 3万円~5万円
配線工事 建物内に電線を配線する工事。 10万円~30万円
コンセント設置 家電製品などを使用するためのコンセントを設置する工事。 1箇所あたり3,000円~5,000円

ガス工事

ガス工事の種類と相場

ガス工事は、建物へのガスの引き込みや、ガスコンロ、給湯器などの設置工事です。ガスを使うためには必要な工事で、安全性を確保するために資格を持った業者に依頼する必要があります。都市ガスかプロパンガスかによって工事内容や費用が異なります。

工事内容 概要 相場
ガス配管工事 建物内にガス管を配管する工事。 5万円~15万円
ガスメーター設置 ガス使用量を計測するためのメーターを設置する工事。 2万円~5万円
ガス器具設置 ガスコンロや給湯器などのガス器具を設置する工事。 器具代+3万円~10万円

付帯工事の費用相場を左右する要因

付帯工事の費用相場は、様々な要因によって変動します。大きく分けて、土地の状況、建物の種類や規模、選択する工事の内容と仕様、そして業者によって左右されます。これらの要因を理解することで、より正確な費用の見積もりを立て、予算計画をスムーズに進めることができます。

土地の状況

土地の状況は、地盤改良工事の必要性や難易度を左右し、費用に大きく影響します。軟弱地盤の場合、地盤改良工事が必要となり、その費用は地盤の強度や改良方法によって大きく変動します。また、敷地の形状や広さ、道路からの距離なども、重機搬入の手間や工事期間に影響し、費用に反映されます。

地盤の強度

地盤が軟弱なほど、大規模な地盤改良工事が必要となり、費用は高額になります。例えば、表層改良工法に比べて、柱状改良工法や鋼管杭工法は費用が高くなる傾向があります。

敷地の形状・広さ

敷地の形状が複雑だったり、広さが狭かったりする場合は、重機の搬入が難しくなり、作業効率が低下するため、費用が増加する可能性があります。また、隣地との境界が近い場合、境界線の確認や近隣への配慮が必要となり、追加費用が発生することもあります。

建物の種類や規模

建物の種類(木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など)や規模(延床面積など)は、基礎工事や外構工事の規模に影響し、費用に反映されます。例えば、鉄筋コンクリート造の住宅は、木造住宅に比べて基礎工事が大規模になるため、費用が高くなる傾向があります。また、建物の規模が大きいほど、外構工事の範囲も広くなり、費用が増加します。

工事の内容と仕様

選択する工事の内容や使用する材料の仕様によって、費用は大きく変動します。例えば、外構工事において、使用するフェンスの種類や門扉の材質、植栽の種類などによって費用は大きく異なります。また、水道工事においても、使用する配管の種類や設備のグレードによって費用が変動します。

工事の種類 仕様による費用の差
外構工事 フェンス(アルミ製、木製、ブロック塀など)、門扉(アルミ製、木製、鉄製など)、カーポート(屋根材の種類、サイズなど)
水道工事 配管の種類(塩ビ管、銅管、ステンレス管など)、給湯器の種類(ガス給湯器、エコキュートなど)、衛生器具の種類(トイレ、洗面台、浴室など)
電気工事 コンセントの数、照明器具の種類、配線材の種類

業者

依頼する業者によっても、費用は異なります。同じ工事内容でも、業者によって見積もり金額が異なる場合があるため、複数の業者から相見積もりを取り、比較検討することが重要です。

付帯工事を賢く節約する4つのポイント

付帯工事の費用は、住宅購入費用全体の中で大きな割合を占めます。そのため、少しでも費用を抑えるための工夫は重要です。賢く節約するためのポイントを4つご紹介します。

相見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取ることで、価格やサービス内容を比較検討できます。一般的には3社程度から見積もりを取るのがおすすめです。業者によって得意な工事や価格設定が異なるため、相見積もりによって最適な業者を見つけることができます。また、複数の見積もりを比較することで、価格交渉の材料にもなります。

複数の業者を比較する

相見積もりで得られた見積書を比較する際には、価格だけでなく、工事内容、保証内容、アフターサービスなども確認しましょう。価格が安い業者でも、工事内容が不十分だったり、保証が手薄だったりする可能性があります。また、担当者の対応や会社の信頼性なども考慮に入れて、総合的に判断することが大切です。

必要な工事だけを選択する

すべての付帯工事が必須というわけではありません。例えば、カーポートやウッドデッキなどは、生活スタイルによっては必要ない場合もあります。本当に必要な工事だけを選択することで、費用を大幅に削減できます。優先順位をつけて、予算と相談しながら必要な工事を選びましょう。また、建売住宅の場合は、あらかじめ付帯工事が含まれている場合もあります。内容を確認し、不要な工事があれば、その分値引き交渉をすることも可能です。

契約内容をしっかり確認する

契約を結ぶ前に、契約内容をしっかり確認しましょう。工事内容、費用、支払い方法、工期、保証内容など、不明な点があれば、業者に確認し、納得した上で契約を結びましょう。特に、追加工事の発生条件や費用の見積もり方法などを明確にしておくことが重要です。トラブルを避けるためにも、契約書は必ず書面で受け取り、内容をよく確認しましょう。

まとめ

この記事では、「付帯工事とは何か」という基本的な説明から、種類別の費用相場、そして賢く節約するためのポイントまで解説しました。付帯工事は、地盤改良工事や外構工事、水道・電気・ガス工事など、住宅建築において本体工事以外に必要な工事の総称です。これらの工事費用は、建物の規模や土地の状態、使用する設備などによって大きく変動します。そのため、複数の業者から相見積もりを取り、比較検討することが重要です。また、本当に必要な工事だけを選択し、契約内容をしっかり確認することで、無駄な出費を抑えることができます。

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